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特選!深谷にこんな店があったの?特集「浜岡屋」

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特選!深谷にこんな店があったの?特集「浜岡屋」伝統と革新の味

品質と技術を徹底的にこだわる時代時代に合った和菓子を提案「浜岡屋」

深谷市

明治創業の老舗「浜岡屋」


2012年10月23日朝9:30分ごろ取材させて頂いたのが和菓子の老舗「浜岡屋」さん。
和菓子といっても色々あるが、大福や羊羹、そしてお勧めなのが四季折々の和菓子だそうだ。

こちらは、年4回季節ごとに新しい商品が出される。
浜岡屋さんは明治創業で120年以上もの伝統と品質を誇るお店。

その浜岡屋さんは旧中仙道から少しは入った、なんとも昭和の匂いがする通り(失礼!m(__)m )にあった。

小生はこのような通りが大好きだが、将来的には区画整理がされてしまい、かつて栄えたであろう商店街も移転などで歯抜け状態。

個人的には、是非、後世に残して欲しい通りの雰囲気でもある。


深谷市

餡作り

店舗から入り、奥の奥に案内され戸を入ると迎えてくれたのが、右写真の4代目代表にある岡部登さん。
深谷商店街連合会の副会長もされている。
とっても気さくな方で、小生の取材にも丁寧に付き合っていただいた。
写真は、小豆を煮て、水分を取っているところである。
まず下の写真を見て欲しい。
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明治から120年続いた製法

左からこし餡、つぶ餡、そして右が年季の入ったレンガ造りの釜である。
昔ながらの製法を用いて餡を今でも守り抜き作っている。
その手間はというと、ものすごく大変で、小豆の一粒一粒丁寧に手作りで製法され、決して品質を損なわずに、日々の湿度に気を配りながら作られる餡子。
決して妥協されないその、和菓子には魂をこもって作る職人魂が込められる。








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3代目

左写真は、3代目、岡部昇さんの実父現在71才でとってもお元気です。。
こちらも当然、こだわりぬいた職人で、東京台東区の花月堂で若かりし頃修行。
現在は、代表を息子の昇さんに継いでもらっているが、前当主は50年以上も和菓子作りに取り組んでいるすごい方。
3代目がいるから、4代目が創作に打ち込める・・
そんな印象を小生は受けました。
まさに伝統と品質、そして時代にあった和菓子のタスキリレーをされているんですね。


深谷市深谷市深谷市

餡の作り方

小豆を煮込ん水分を絞り、岩のようになるまで絞ります。
冒頭の写真で、代表の登さんがしていた作業がここですね。
そして、袋から出して覚まします。
ここまでの作業が、なんと3時間かかるということです。
朝5時に作業を始めて、9時ぐらいまでかけての念入りな作業、頭が下がります。
こうやって作られた和菓子が1個200円ぐらいで売られるんですが、納得の価格感ですね。




















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作り方その2

そうしましたら、沖縄から取り寄せた顆粒状の特殊な塩を入れます。
この塩は本当に特殊であまり、しょっぱくなく、味がマイルドなんですね。
そして、搾った小豆を秤に掛け、塩の分量と合わせて、水分(これもまじりっけのない純粋な水)を使い、煮込んでいきます。
この写真が右2枚目。
そして出来上がった餡が下の写真です。
美味しそうでしょう!
深谷市
実物は湯気が立っていて甘く雑味のない、深くて口の中で広がるような美味しさでした。





















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店頭販売

数々の和菓子専門誌に載り、数々の賞を受賞。
日々、和菓子としての創作活動も行い、伝統を守るだけでなく、時代時代にあった和菓子も店頭で販売されている。
そのキメ細やかさ、色使いは食べるだけでなく、見ることでも楽しめる。
小生も所在中、お客様が頻繁にいらっしゃってた。
ちなみに、なぜ「浜岡屋」という名前かと尋ねましたら
浜・・元々お店が寄居で赤浜発祥から浜を取った。
岡・・店主の名前が岡部からとった。
ということらしい。

これから

「よく、学校の生徒さんを和菓子教室で教えるんですが、とっても手間が要ることに生徒さんはびっくりされます。」
と代表の岡部登さん。
小生も、餡は缶入りか何かを買って、作っていると思っていました。(^^;
昔ながらの本物の和菓子を自分の息子にも、そしてその次の時代へと、グレードアップして残して欲しい・・
そう切実に願う岡部さんは、お菓子には人間性が出るという。
つまりお菓子作りの順序は、人間性を先に形成してから作るから、教育にもいいのだ。
これからは、お菓子作り教室を学校で、教育の一環として行いたいとも考える。


浜岡屋深谷市深谷市
そんな伝統・品質の和菓子のこだわった浜岡屋さんは下記にございます。

埼玉県深谷市西島町3-17-22
TEL:048-571−0505

ちなみに写真左はパンにつけると美味しい「とろ〜りあん」
写真真ん中は、なぜか赤飯ですが、これがとっても美味しいと評判!

是非、皆さん立ち寄ってみてくださいね。



深谷市 浜岡屋
深谷市 浜岡屋