エピソード
以前、とあるエステメーカーの方がウエストを30分で5センチ縮めるとができる機械があるといって営業に来た。そのときに、簾田先生は機械の値段が350万円するそうだが、本当に効果があるのなら買う価値があると思っていたそうだ。
そこで、実際にお店のお客様を呼んで、実際に機械を使って試したのだが・・結果はウェストは縮まらない・・
簾田先生は、嘘を言った営業マンにも激怒したが、それ以上に時間を作ってきたお客様に申し訳なく思い、自分の手でマッサージをし、ウエストを10センチ縮めたそうである。
ただ、誤解のないように説明はするが、独自の脂肪を移動させるテクニックを駆使した技であり、これは放って置くとまた、元に戻るということです。
だが、機械で-5センチウエストを縮めるといって集まったお客様に、機械の効果がないと判るや自分のハンドマッサージで-10センチ縮めてお客様を帰すところなどは常人の仕業ではないすごいことだ。
オールハンドにこだわる
そのようなエピソードを経て、感じることは”手に勝るものはない”ということである。
昨今はエステの機械が発達し、ある意味誰でもエステティシャンになれる。
でも、血流の微妙な流れや、脂肪のわずかな塊などは、手で五感を感じ確かめることでしかわからない。
だから、オールハンドにこだわる。
その場限りの流行は取り入れないし、お金を払ってでも勉強に行って、自分が実験台になり自信を持って提供できるものだけ取り入れる。
商品の販売も絶対に無理強いはしない。
お客様の事情や考えを汲み取るからだ。
そんな簾田先生の手は正直、ボロボロである。
ばね指といわれる、全指腱鞘炎で、ステロイドの注射を打ちながら、それでも来てくれるお客様がいる限りは、イチ・エステティシャンとして続けるということだ。小生は、感動しました。(TOT)
地元深谷を愛する理由
簾田先生は深谷が好きという。なぜですか?と小生が質問すると
「人と人とのつながりがあって、実は離婚したときに行き場がない私を友人が支えてくれたんです。もし東京や熊谷で店を出していたら、一人で寂しくてどうなっていたかわからない。深谷の人と人とのつながりが、私を助けてくれたんです。だからお店に来る方には絶対にボッタクリはしないし、だから儲からないんですよ(笑)でも、きれいになったよと嬉しいお客様のいう口コミででここまでやれた。」
そんな答えが返ってきた。
お店には実は、女性だけでなく男性の客も来るという。
当時、にきびだらけで自分の自信がなく見えた大学生の子がみえて、お肌をピカピカにしてあげたという。
その子は自信を取り戻し、今もお店に来てくれるという。
喜んでもらえるのが、一番嬉しい・・純粋に仕事云々ではなく、そう思える、、、簾田先生の豪快な側面にやわらかくて優しい思いやりか垣間見た取材でした。
エステティシャン取材一発目は「ビューティークリニックMIYUKI代表 簾田(ミスダ)美雪先生」でした。
ちなみにお店の場所はこちら:埼玉県深谷市上野台2344 TEL:048-575-3130