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同業者が認める腕の良い美容師・理容師一覧!ヘアースタジオカズ 宝島一夫先生

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ヘアースタジオカズ 宝島一夫(タカラジマカズオ)先生

吉野先生から紹介を頂いた腕のいい理容師!

宝島一夫

一瞬と惑う小生!

深谷駅から徒歩1分ぐらいの立地にあるヘアースタジオカズの宝島一夫先生。
それが前回取材した吉野先生からの紹介された方である。
一見、どこにでもありそうな理容室・・
ドアを入ってみると早速宝島先生が迎えてくれた。
第一印象は「・・・・・」
という感じ(汗)理容師というより水道管の工事の方ですか?(失礼)といったほうが正しいかもしれない。
しかし、小生が店に入ったとたん、笑顔で迎え入れてくれやさしい顔に一変した。
心の中で安堵したというのが正しい(笑)

髪結いのころから4代目

宝島一夫

お客様のイメージに合った髪型を出来るだけ具現化します。これが私の役目。

素敵な笑顔とさわやかな会話。第一印象とは違った(?)側面を見せる宝島先生。なんと埼玉県の協会の講師も務める。当然、言うまでも無く技術もすばらしいが、会話も楽しませてくれる。特にお客様との1対1のふれあいには大切にしている。
カウンセリングをすることでお客様に納得して帰ってもらう、特に難しい専門用語を噛み砕いてわかりやすく説明、お客様の立場になって気づきを発見し提案する接客手法。
ヘアースタジオカズは駅から近く、ビジネスホテルも隣接しているので、遠方からの出張族のお客様も多い。そのようなお客様が、「またくるね」という一言がたまらなくうれしく感じるという。
こちらは以前、美容室だった場所に4代目となる自分が、理容室にしたそうである。昔は、このあたりは遊郭や芸者さんたちであふれ、そこで髪結いをしていたそうだ。

インタビュー

宝島一夫

人生のターニングポイント

小生:何故、代々続いた美容師ではなく理容師をされているのですか?
宝島先生:実は髪結いの業界に最初は進む予定が無かったんです。野球を高校生までやっていまして、大学行っても野球をやろうと思ってました。しかし、大学を落ちてしまい、行くところがなかったところに、おじいちゃんが理容学校に願書を勝手に出していたんです。
小生:何故、おじいちゃんの願書は美容ではなく理容だったんですか?
宝島先生:そのころ、カリスマ美容師がブームだったんですが、ブームはいつかは去るということで、「これからは理容師の時代だ」といっておじいちゃんは理容学校に願書を出したみたいです。
小生:ということはおじいちゃんが、勝手に理容学校に願書を出したのが理容師としてのターニングポイントだったのですね。
宝島先生:はい、私は大学を落ちて、ショックで何も考えられない状態でしたから、気がついたら理容学校に行ってたという感じです(笑)

家族への思い

宝島一夫

おばあちゃんが看板娘

恐らく、誰もいない暗闇でばったり会ったら、怖くなるような宝島先生は、家族の愛情で満ち溢れている。マージャンが好きで、入っていくといろいろな意味で警戒されるらしい。この間はジュラルミンのケースを持っていたら店内が静まり返ったそうだ。宝島先生はそんな笑い話が出来るくらい気さくな方です。
ここに写っている看板娘(?)のおばあちゃんは、実はすごい人。
当時この辺の美容室の支部長をしていて、この辺一体の芸者の髪結いをした方。
そのころは、スタッフ6~7名で切り盛りしてたらしい。
この日、小生が宝島先生の取材をしていたら、のど飴を持ってきてくれた気遣いがとってもうれしかったです。
70歳超えてますが、お肌が取っても綺麗なおばあちゃんは、今も現役。ヘアースタジオカズの2階で美容室を開いてます。

深谷人のまとめ


宝島一夫

夢の話

「深谷はなんだかんだいっても好きなんだよね。」
宝島先生の言葉である。
「今は、昔と違って駅前はどんどんさびれていくが、古い体質から脱皮してる途中なんですよ。」
そう語った先生に、
小生が「夢は?」とたずねましたら・・
「娘と息子がいるんですけど・・母親は公務員になりなさいって言っているんですが、私は理容師としての仕事をする姿をしっかり子供たちに見せてあげたい。そして子供たちが自分の姿を見て、何かを感じて興味を持って欲しい。これが私の夢なんですね。」
職人としての伝承・・これぞまさしく宝島家先代からの血ではないでしょうか。
深谷にはこんなにすばらしい、職人魂を持った人たちがまだまだいるんですよね。
宝島一夫先生、取材ありがとうございました。

※ヘアースタジオカズ 埼玉県深谷市西島町3-14-10 TEL:048-574-3822  定休日:毎週月曜日・第2第3火曜日
 営業時間:9:00~19:00